松戸市  松戸市で美術展開催 千葉大前身の学校の作品を展示

松戸市   松戸市で美術展開催 千葉大前身の学校の作品を展示

 

千葉大学工学部の前身で近代日本のデザイン業界発展に貢献した東京高等工芸学校関係者の作品を集めた美術展が松戸市で開催されています。松戸市立博物館で開催中の「相模台の記憶 松戸にあった千葉大学工学部のデザインと美術」。松戸市の市制施行75周年を記念したこの企画展には先進的なデザイナー養成機関として近代日本のデザイン業界を支える人材を輩出した東京高等工芸学校にまつわる作品87点が展示されています。

藤の丸椅子
アメリカの有名美術館MOMAから日本の家具として初めて永久保存すべき作品に選ばれた藤の丸椅子は東京高等工芸学校の卒業生剣持勇の作品で、同じく卒業生の大橋正が手掛けた明治チョコレートやキッコーマン醤油のポスター広告など近代日本のデザイン史を飾る作品が並んでいます。

松戸市立博物館で9月2日まで
東京高等工芸学校はその後継機関が戦後、JR松戸駅に程近い松戸市岩瀬の相模台に移転し、さらにその後、千葉大学工学部となってからもデザインが学べる工学部として人材を輩出しました。展覧会は、松戸市立博物館で9月2日まで開催されています。